ラグドールのかかりやすい病気

1960年代カリフォルニアに住むアン・ベイカー婦人により誕生した、白いペルシャをベースとした比較的新しい種類の猫です。人間の腕に抱かれるとグニャグニャと体をゆだねる様子から、ラグドール(縫いぐるみ人形)という猫種名が付けられました。

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ラグドールの心臓の病気


・肥大性心筋症 

肥大型心筋症は、雄猫に多い疾患です。心臓疾患にありがちな無症状のままであることが多く、症状が認められると重度の呼吸器症状や急激な血栓塞栓症症状を呈します。心雑音・奔馬調律音(S4)を感知できることもありますが、心肥大が進行していても心雑音が聞き取れない猫も多いです。呼吸器症状も急激に発現することが多くて、頻呼吸、運動不耐性、呼吸困難、から吐きのような発咳があり、失神や突然死が起こりますので常に注意が必要です。
臨床症状が出ている場合は積極的な治療を行ってください。心室充満の改善、うっ血の軽減、不整脈の制御、虚血を最小限に抑える、血栓塞栓症の予防、が治療目標です。
他の心疾患と同様、うっ血性心不全の徴候を示します。重度のうっ血性心不全を呈している猫にはうっ血性心不全の治療方針でいいのですが、肥大型心筋症の場合は、心室充満時間の延長、心拍数を低下させることなどを目的に、β遮断薬とカルシウムチャネル拮抗薬を投与してやることがポイントと考えられます。
難治性のうっ血性心不全や血栓塞栓症がみられる猫の予後はよくないです。生存率は、左心室肥大と左心房拡大の程度にも左右されるようです。
この品種では遺伝の場合がありますが、近年になってからの慎重な交配により開発されたラグドールには、先天的疾患が少ないと言われています。

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