アイリッシュ・セッターがかかりやすい病気

猟犬として優美な外見を持っているアイリッシュ・セッター。
非常にエネルギーに満ち溢れているため、かなりの運動量が必要となり、運動不足によるストレスから病気になることも。

アイリッシュ・セッターの目の病気

・進行性網膜萎縮症
網膜が委縮して正常に動かなくなる遺伝性の病気で、予防法はありません。
夜や暗い場所で目が見えなくなり、暗い時間の散歩を怖がる、物にぶつかる、溝に落ちるなどの症状が出ます。
進行していくと、昼や明るい場所でも目が見えなくなり、全体的に動きが鈍くなります。
そして最終的には失明してしまいます。
また外見上では判断が付きにくく、見えないことに順応していってしまうため、非常に気付きにくい病気です。

 

アイリッシュ・セッターの骨と関節の病気

・股関節形成不全
遺伝的に股関節を形成する骨が充分に発達しない病気です。
一般に、幼犬の時は特に異常は無く、成長するに従い歩行の異常が見られるようになります。
生後4〜6ヶ月頃から腰が左右に揺れたり、後ろ足をそろえて飛ぶようにして歩いたり、座れなくなったりといった症状が現れます。
だんだん運動を嫌がる、うまく立ち上がれない、すぐ座り込むなどの運動障害が出てきて、やがて脱臼や亜脱臼を引き起こす事もあります。
股関節を形成する骨が発達しておらず、骨盤側のくぼみが浅かったり、大腿骨頭が扁平だったりして、股関節がうまく動きません。
成長に従い体重が急激に増え、動きも活発化するため、骨と筋肉の発達にアンバランスが生じ、股関節が変形することが原因として考えられます。
症状は徐々にあらわれてきますが、症状が軽い場合には安静にして、体重を急激に増やさないように注意しましょう。
痛みがあれば薬を用いて、症状を改善しますが、症状が重い場合には手術が必要となります。
手術内容は大腿骨頭や骨盤の手術のほか、人工の関節を入れることもあります。

 

アイリッシュ・セッターの目の病気

・白内障
目の中の水晶体が白濁し、視力に影響が出る病気を白内障と言います。
水晶体が白濁する為、正面から目を見ると、瞳孔の奥が白く見えます。
原因の多くは老化が原因と考えられていますが、外傷や糖尿病、中毒などが原因の場合もあります。
視力障害が起こしたら飼い主がある程度、行動の不自由さをカバーする必要があり、中でも頭をぶつけたり、
高いところから落ちるなど、ケガをさせない様に注意が必要です。
手術する方法もありますが、成功率はあまり高くないのが現状です。

・肥大性骨形成異常
深刻な痛みを伴う炎症を肢(特に前肢)の関節部に起こします。 生後1年未満の成長期のオスに多く見られ、突発性であるため予防法がありません。 元気がなくなり、高熱が出ます。軽度の場合は食欲不振で2週間程度で自然治癒しますが、重度の場合は立てなくなり、後遺症が残ることがあります。

 

アイリッシュ・セッターの脳と神経の病気

・外耳炎
耳の中にかゆみが起こり、耳を物にこすりつけたり、耳を触ると嫌がります。
耳の中を見ると褐色になっていたり、黄色くなっていたり、悪臭を放ちます。
原因としてはたまった耳垢に細菌が繁殖したり、変質し外耳道の粘膜に刺激を与える事になります。
耳毛を抜き、消毒液やオイルなどで外耳道を掃除し、その後抗生物質を塗って治療します。
耳の中を清潔に保てば予防できる病気なので、普段から綿棒を用いて掃除してあげましょう。

 

アイリッシュ・セッターの消化器の病気

・胃捻転
胃が捻じれた状態を胃捻転と言います。大型犬に多く見られます。
症状は沈鬱(ちんうつ)になり、お腹にガスがたまって膨らみ、苦しそうに息をします。
嘔吐しようとしますが、胃がねじれて内容物が出てこないため、大量のよだれが出ます。
まれに嘔吐することも有りますが、その場合は悪臭を伴うコーヒー色をしています。
食事や水を大量に摂取し、直後に運動をすると捻じれることが多いようです。
消化器を支える筋力が弱いがために、胃の動きに耐えられず捻じれてしまうと言われています。
治癒率が低く、一刻を争うため、早急な開腹手術というねじれた胃を元に戻す手術が必要です。
一回の食事を少なくする、運動後の食事をするなどの対策をしましょう。

 

アイリッシュ・セッターの皮膚の病気

こちらを見上げる犬の写真

・アトピー性皮膚炎
アレルゲンを吸い込む事で皮膚炎を起こす病気です。
強いかゆみが起こるため、しきりに体をかき始めます。
その為フケが増え、皮膚が傷ついたり、ただれたりします。
よく見られるのは耳や目の周りや、関節の内側、四肢の付け根などです。
花粉やダニの多い春から秋までなど、特定の季節に症状が起こる場合と、一年中症状が起こる場合があります。
ほこりやダニ、花粉などのアレルゲンを口や鼻から吸い込むと、皮膚と反応して炎症を起こす物質を作られ、症状が起こります。
アトピー性皮膚炎の多くは、遺伝的な素因が関与しています。
治療法としては薬物を用い、炎症やかゆみを改善します。
また、反応するアレルゲンを特定し、できるだけそのアレルゲンを排除する事が大事です。
ダニやほこりなどが原因であれば掃除を行ったり、花粉が原因であれば庭にある植物を除去したりなど対策を行ってください。

 

アイリッシュ・セッターの血液の病気

・血友病
人間と同じく、一度出血すると血が止まらない病気です。
遺伝性の病気であり、予防法はありません。また治癒もあまり期待が出来ません。

 

▲ページトップ

ペット保険を比較する